レジ打ちだけでは終わらない・山河 知佐代

変わったなぁと思いました。
私が小さい頃は、母とスーパーに行くといつも会計の所で人が混み合っていました。計算にもかなりの
時間がかかっていました。それでも私は楽しかったのを覚えていました。小さかった私が、母親になった今
スーパーに行くと昔とは全く違う光景を見たのであった。レジの計算は「ッピッピ」と言う音だけで軽快に
計算が進んで行くのである。合計は掲示板に出されて、その金額を払えば良いだけであった。少し前までは
いくらかを打ち込んでお釣りをとり、お客様へとお返しするのだが、今では受け取ったお金を機会に投入
すれば自動的にお釣りが出てくる。楽だと思った。日曜日の求人のチラシに、「転職サイトはこちら」と
「スーパーのレジ急募!」というのを目にした。簡単だと思っていた私は直ぐに連絡して次の日から働くこと
になった。

見るとやるとでは大違いだった
本当に昔と比べると簡単になったと思っていたのが、大間違いでした。レジの計算が「ッピッピ」と爽快に
終わるのでそれに合わせて、袋詰めをしなければいけませんでした。でもコレは教わった通りに出来ました。
私は自画自賛したい気分でしたが、その気分は次のお客様で見事に全て消えました。カード払いをされたお客様だったのですが、そのカードが登録されていないカードで私一人がテンパってしまい、先輩に助けを呼ぶ事に
なりました。一人で出来ると思っていた私が情けなく思えましたが、次は必ず出来ると思い学びました。