男が美容室に憧れたらダメですか・町下 憲人

姉がキレイになるのを見ていて
高校の頃ですが、姉が髪の毛をとても綺麗にしている姿が弟の私が見ても誇らしかったである。それで私は
進路を決め美容院で働きたいと思ったのでした。卒業後に専門学校などには行かずに美容室の求人をみては
申し込みました。何件か面接を受けた内の1軒で採用が決まりました。何も知らないので私は独学で勉強し
ました。先輩たちは、とても丁寧に教えてくれて嬉しかったのと姉のように、人に綺麗だと思われるような
美容師になりたいと強く思い通信制の学校に登録しました。先輩たちは、1回で合格するように、実践を
交えてカットの仕方、シャンプーのかけ方や角度、温度その時のお声がけを丁寧に教えてくれました。

先輩たちのお蔭で取得
美容室で働くようになって2年目になりようやく資格が取得出来ました。先輩方は自分の事のように喜んで
くれました。店長から頂いた言葉はとても重みのある言葉でした。「今からが本当のスタートだと思いなさい」
実際にそうである。2年目の私は、未だにカットをさせてもらっていないのだから、しょうがない。
高校の頃に思ったことが、頭に浮かび上がった。スタートラインに立てた。今からようやく走れるのだと
考えると喜ぶことしか出来ませんでした。資格を取得してからが大変でしたが今では立派に自分の店を
構えるようになりました。3年前に転職という形で別の店の店長になり、そのままその店のオーナーになり
ました。今でも先輩の教えを忠実に守って仕事をしているのが成功の秘訣である。